日本政府観光局(JNTO)によると、2021年4月の日本人出国者数(推計値)は、3万5900人だった。
2020年4月は日本政府による渡航制限(※)により、同年中で最も少ない3915人だった。2021年の出国者数をコロナが影響する前の2019年4月と比べると97.8%減で、依然として低水準での推移が続いている(2019年4月の出国者数は166万6546人) 。
航空データサービスOAG社によると、日本発の国際線実績で、2021年4月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が前年比16.2%増の3098便、提供座席数が25.5%増の74万8719席だった。コロナ禍で、急激に大きく減少した1年前よりは、運航便数が増加傾向にあることがうかがえる。
※日本政府は2020年3月下旬に、海外危険情報で全世界に「レベル2(不要不急の渡航をやめてください)」を発出。3月末には、渡航中止勧告である感染症情報「レベル3」を73か国地域に拡大している。
直近の日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。