トリップ・ドットコム・グループは2021年第1四半期(2021年1月~3月)の営業実績を発表した。海外旅行が再開されないなか、中国での3月の国内旅行が好調だったことから、売上高は前年同期比13%減の41億人民元(約700億円)を計上。経費削減も進めたことで、前年同期の54億人民元(約920億円)の赤字から17億人民元(約290億円)の黒字化を達成した。
部門別の売上高では、法人旅行では2億5200万人民元(約43億円)となり、前年同期比で101%増、2019年同期比でも6%の増加となった。また、宿泊も同37%増の16億人民元(約270億円)と前年を上回った。一方、交通チケットは同37%減の15億人民元(約250億円)、パッケージツアーの売上高は同68%減の1億6900万人民元(約29億円)に落ち込んだ。
同社では、第1四半期の販売傾向として、短距離、地方、高級ホテル、ブティックホテルを挙げている。
※人民元円換算は1元17円でトラベルボイス編集部が算出