令和トラベル社が、22.5億円の第三者割当増資を実施した。今回調達した資金を、これまでにない海外旅行予約アプリの構築とともに、DX、採用、マーケティングに投資していく。
同社は今後、エンジニアリングを機軸にこれまでの海外旅行ツアーの業務プロセスを高いレベルへ改善し、次世代のプロダクトを構築する。サービスの発表は2021年夏ごろの予定。また、エンジニアやプロダクトマネジャーなどの採用活動を加速。さらに日本の海外旅行市場の回復に向けてプロモーションや販促キャンペーンを展開していく。
令和トラベル社は、2013年に宿泊予約サービス「Relux」を立ち上げた篠塚孝哉氏が今年4月5日に海外旅行のDTA(デジタルトラベルエージェンシー)として創業。すでに第一種旅行業免許を取得している。自社プロダクト発表前に先駆け、 LINEコンシェルジュによる航空券・ホテルの手配をスタート。6月28日からは、ローンチを予定している海外旅行予約アプリのティザーサイトを公開し、サービス優先登録の受付を開始するとともに、抽選でハワイ往復航空券が当たるキャンペーンを始めた。
今回の資金調達は国内の旅行系スタートアップとしては過去最高額。引受先には、シードラウンドにおいて、ベンチャーキャピタルのジャフコグループ、ANRI、グローバル・ブレイン、千葉道場ファンド、アカツキ「Heart Driven Fund」のほか、複数のエンジェル投資家が参加し、そのなかには元サッカー日本代表でKSK Angel Fund, LLC Managerの本田圭佑氏も含まれる。