ANAホールディングスは、2022年3月期第1四半期連結決算を発表した。それによると、純損益は511億円となり、1回目の緊急事態宣言の影響を受けた前年同期の1068億円から半減した。
また、事業構造改革を進めたことで営業費用を前年同期比6.1%削減したことによって、営業損益は前年同期の1590億円から646億円に縮小。経常損益も1565億円から637億円に大幅に縮小した。
一方、国際線貨物収入が前年同期の254億円から660億円に大幅に増加したことなどから、売上高は前年同期比63.6%増の1989億円を計上した。
航空事業の売上高は前年同期の953億円から1701億円に大幅に増加。営業損益は前年同期の1537億円から676億円に縮小した。
このうち、国際線旅客収入は、全方面で低迷した状況が続いているが、海外赴任・帰任を中心とするビジネス需要の緩やかな回復、アジア発北米行の接続需要を取り込んだことで、前年同期比36.5%増の129億円。
国内線では、旅客数が新型コロナウイルスの影響を最も大きく受けた前年同期比で150%増となったことから、旅客収入も前年同期の224億円か502億円に大幅に増加した。