不確実性がさらに増す旅行市場、世界に広がる旅行への慎重な姿勢、「パンデミック以前より海外に行く」は7%止まり

データ分析STR社が、2021年7月に実施した世界の旅行者の意識調査の結果を発表した。この調査は、2020年8月と2021年2月に行われた調査に続くもの。今回の結果から、パンデミック収束後のレジャー旅行について、より慎重になっている傾向が表れた。

デルタ株の世界的な蔓延によって、海外旅行についてはさらに不確実性が高まっていることから、「パンデミック以前よりも海外旅行に行く可能性が高い」割合は7%だった。一方、「パンデミック以前よりも海外旅行に行く可能性は低い」割合は63%にのぼった。

この傾向は国内旅行でも同様で、「パンデミック以前よりも国内旅行に行く可能性は高い」割合は17%だったのに対し、「パンデミック以前よりも国内旅行に行く可能性は低い」割合は38%と高くなった。

パンデミック収束後の旅行意向について、今年2月の調査と比較してみると、「海外旅行に行く可能性は低い」割合は、2月はおよそ10人に1人(11%)だったが、今回の調査では6人に1人(16%)に増えた。一方で、「海外旅行に行く可能性は高い」割合は、今年2月の44%から34%に減少した。

国内旅行でも「国内旅行に行く可能性は低い」割合は今年2月の5%から7%に上がり、「国内旅行に出かける可能性は高い」割合は43%から31%に下がった。

発表資料よりこのほか、STRはワクチンパスポートと旅行中のソーシャルディスタンスについての意識も調査。ワクチンパスポートについては、半数を超える51%が導入に「大いに賛成」と回答。「概ね賛成」を加えると約70%となった。ソーシャルディスタンスについては、39%が「大いに心配している」と回答し、「全く心配していない」の6%を大きく上回った。

報道資料よりSTRでは、今後数ヶ月は旅行再開の過渡期にあたり、今後ワクチン接種の進捗とともに、旅行規制が緩和されるにしたがって、旅行者の旅行に対する安心感も高まると予想されるとしている。

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