2021年10月1日に開園50周年を迎えた米フロリダ州オーランドの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」は、18ヶ月間にわたって、「世界で一番マジカルなセレブレーション (The World’s Most Magical Celebration)」を展開する。
同社は50周年記念イベントのスタートに先立ち、新しいアトラクションやショーを紹介するメディア向けのバーチャルショーケースを実施。ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクト部門会長のジョシュ・ダマロ氏は「ディズニーの新しいストーリを伝えることで、ゲストの夢をリアルにしていく」と話し、これまでにない技術と演出で創り上げた新しいディズニー・ワールドの世界に自信を示した。
10月1日からは、マジックキングダム・パークの「シンデレラ城」が金色の旗布や50周年記念の紋章でデコレーションされるほか、テーマパーク、ディズニーリゾート・ホテル、移動手段、ショップなどでさまざまな装飾が施される。
また、拡張された「フランス館」では、ディズニー&ピクサー映画『レミーのおいしいレストラン』を表現する「レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー」がオープン。さらに、フランス名物ガレットやフレンチハードサイダーなどのメニューを提供するレストラン「ラ・クレープリー・ドゥ・パリ」もオープンした。
さらに、エプコットでは、史上最大規模のナイトタイムショー「ハーモニアス」がスタート。「ミッション・スペース」館を拡張し、新たに「スペース220レストラン」もオープン。マジックキングダム・パークでは、新たなナイトタイムスペクタキュラー「ディズニー・エンチャントメント」も始まった。
このほか、ディズニー・スプリングスでは、シルク・ドゥ・ソレイユ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが共同で制作した、家族向けの新しいショー「ドロウン・トゥー・ライフ」が11月18日に初演を迎える。
直営のディズニーリゾート・ホテルも一新。「ディズニー・コンテンポラリ・リゾート」では客室が全面的に改装され、トゥモローランドを連想させる流線型のモノレールのモチーフと、ピクサー・アニメーション・スタジオの映画『Mr.インクレディブル』『インクレディブル・ファミリー』のキャラクターを組み合わせた新たな世界観を演出している。「ディズニー・ポリネシアン・ビレッジ・リゾート」では、客室はを太平洋と数々の島々からインスピレーションを得た色彩に新装された。
さらに、体験型ホテル「スターウォーズ・ギャラクテック・スタークルーザー(Star Wars: Galactic Starcruiser 」が来年3月1日に開業する。
新しいテクノロジーも導入。来年には、直営ホテルにアマゾンのスマートボイス「Alexa」の技術を取り入れた音声アシスタント機能「Hey Disney !」を設置し、園内の案内などの情報を提供する。さらに、2013年から導入している「マジックバンド」も「マジックバンド+」に進化させ、パークへのエントリー機能だけでなく、さまざまなインタラクティブな体験を加えてスマートディバイスに拡張する。