米観光産業ニュース「スキフト」によると、旅行比較サイト「カヤック(KAYAK)」と旅行予約サイト「ホッパー(Hopper)」がパートナーシップを締結した。カヤックは、航空運賃を一定期間固定できるオプションを提供する。アプリのユーザーがフライト検索した際に、ホッパーのサイトに誘導し、有料で最大14日間、航空運賃を固定できるもの。
ホッパーは、2021年10月、大手OTAを抑えて米国で人気ナンバーワン・アプリに選ばれた。航空券やホテルをより安く購入する情報を提供している。運賃の固定は、2019年11月に開始した「Price Freeze」機能でユーザーは旅行を決定する前にチケット価格を「凍結」することができる。
たとえば、2週間にわたって400ドル(約4万5000円)の運賃を固定すると、その期間に440ドル(約5万160円)に上がった場合も400ドルで購入が可能。380ドル(約4万3000円)に下がった場合は、下がった運賃でチケットを購入することが可能になる。
今回の2社の連携では、航空運賃が固定オプション料金と手数料を超えた場合、差額はカヤックではなく、ホッパーが負担する。ホッパーにはリスクがあるが、過去のデータから航空運賃の傾向を95%正しく予測するという。
ホッパーは今後、フライト予約による手数料よりも、関連サービスで利益を上げていく考えのようだ。
※ドル円換算は1ドル114円でトラベルボイス編集部が算出
※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいてトラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。
オリジナル記事: Kayak Now Lets You Freeze Airfare Prices Through Hopper Partnership
著者:デニス・シャール(Dennis Schaal)