コロナ2年目のメディア接触、SNSで「情報収集」「コミュニケーション」が浸透、テレビは頻度減も影響力は維持

ネット行動分析サービスのヴァリューズ社は、新型コロナのパンデミック2年目となった現在の消費者動向について、アンケート調査を実施した。今回はメディア接触についてまとめた。コロナ感染拡大後、ステイホームの影響でインターネットやテレビなどのメディア利用が増加したが、コロナ2年目はどうなったのか。

これによると、1年目よりは微減したものの依然としてインターネットの接触頻度(スマホ・タブレット:45.5%、PC:31.5%)は多い。一方、テレビは前回から8.8ポイント減の29.9%に減少。2.5ポイント増の21.9%に上昇し、有料動画配信サービスにシフトした可能性もあるとする。

発表資料より

オンラインでは、インターネット上の公式サイトや情報サイト、広告に加え、SNS(LINE、Twitter、Facebook)も情報収集先として浸透したことがうかがえる。一方で、「掲示板やブログの書き込み」はコロナ前比で24.5%減少しており、コミュニケーションの場もSNSに移っているとみている。

発表資料より

なお、テレビはオフライン媒体では依然として影響力は強く、テレビCM(41.2%)、テレビ番組(40.3%)は4割を維持。次いで、新聞記事(17.9%)、新聞の折り込みチラシ(12.6%)、新聞広告(11.7%)などの新聞が続いた。雑誌類は雑誌(9.6%)、雑誌広告(6.1%)、フリーペーパー(5.7%)は減少傾向となった。

発表資料より

調査は2021年7月6日~7月13日にアンケートで実施。回答者数は2万5401人。

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