米国最大のLCC誕生へ、スピリット航空とフロンティア航空が合併、財務基盤強化で大手との競争に挑む

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スピリット航空とフロンティア航空の親会社フロンティア・グループ・ホールディングスは2022年2月7日、合併することで合意したと発表した。これにより、米国最大のLCCが誕生することになる。2021年の両社の収益を合わせると約53億ドル(約6010億円)。合併でさらに財務基盤を強化することで大手航空会社との競争に挑む。

合併によって、ネットワークは19カ国145都市へ広がり、フライト数は1日1000便以上に増強される見込み。また、未就航の国内都市、南米、カリブ海地域への路線を追加する計画。さらに低運賃ビジネスを進めることで、利用者は年間10億ドル(約1150億円)を節約することが可能になるとしている。このほか、2026年までに両社は1万人を追加雇用する計画。

株式比率はフロンティアが51.5%、スピリットが48.5%。新航空会社の取締役会は12人の取締役(CEOを含む)で構成され、そのうち7人はフロンティア、5人はスピリットが指名。フロンティア会長のウィリアム・フランケ氏が新会社の取締役会会長になる。正式な合併は2022年後半に完了する予定。

※ドル円換算は1ドル115円でトラベルボイス編集部が算出

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