日本旅行、アバター遠隔接客を開始、在宅スタッフや、複数店舗での対応を可能に

日本旅行の店頭専門会社、日本旅行リテイリングは2022年3月1日から、アバター遠隔接客システム「TimeRep（タイムレップ）」の導入を開始した。旅行店舗でのファーストコンタクトとなる受付やヒアリングにデジタルの活用。コロナ禍で求められる非対面・非接触を実現するとともに、ホスピタリティの高い接客との両立を図る。

「TimeRep」はヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスグループのUsideUが運営するシステムで、店舗にアバター接客用のモニターを設置することで、スタッフが遠隔から接客する仕組み。アバター接客を経て旅行申し込みを希望する場合は、店舗スタッフが対応する。現在、店舗での旅行相談は事前予約制となっているが、アバター接客は予約不要で気軽に相談できるようにする。

また、アバターを活用することで少数スタッフが複数店舗の来店客を対応することが可能になる。店舗運営の生産性向上を図るとともに、今後は在宅勤務でのアバターオンライン接客などスタッフの多様な働き方も検討する。

実施店舗は東日本地区がイオンモール浦和美園支店、横浜ポルタ支店、市川コルトンプラザセンターモール支店、西日本地区がイオンモール橿原支店、TiS 加古川支店、あまがさきキューズモール支店。他店舗でも導入する予定。