HIS、連結子会社HTBエナジーを売却へ、債務超過の電力事業から撤退

エイチ・アイ・エス(HIS)は、同社連結子会社で電力小売事業を展開するHTBエナジーを売却することを決めた。譲渡先と最終合意に至った場合、株式譲渡契約締結は2022年4月28日を予定。HTBエナジーは同社連結対象グループ会社から外れることになる。

2021年年初からの電力調達価格の高騰や、電力販売に必要とする供給量を調達できなかった場合に課されるペナルティ(インバランス料金)が高額になったこと、さらに、同年の春から秋にかけて継続的に電力調達価格の高騰が常態化したことから、同社の事業環境は厳しくなり、2021年9月期には99億6600万円の赤字を計上、債務超過に陥っていた。

HISでは、財務体質の改善に努めているなか、HTBエナジーの再建には時間を要すると判断。エネルギー事業を託すことのできる相手先に全株式を譲渡することを決めた。相手先企業は、株式譲渡契約締結後に開示される。

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