大阪観光局とJTBは2022年3月29日付で包括連携協定を締結した。2025年大阪・関西万博を機に、大阪の魅力・ブランド力を高め、観光DXの推進、持続可能な観光地域づくり、国内外の観光客をはじめとする交流人口の拡大を推進。アジアNo.1の国際観光文化都市“大阪”をともに目指す。
連携内容は5点。具体的には、(1)大阪が「日本の観光のショーケース」「日本のゲートウェイ」となることを通じたツーリズムの発展と国内外からの誘客、地域活性に関すること、(2)観光DXを通じた旅行者の利便性向上に資するデジタル基盤構築とデータマーケティング、(3)大阪・関西万博およびIR、MICE、ニューツーリズムのプロジェクトにおける協業、(4)SDGsを念頭に置いたユニバーサルツーリズムの推進、(5)地域性を生かした観光コンテンツ・インフラの開発整備に関することなどが含まれる。
包括連携協定後の取り組みの第1弾として、4月1日、JTB大阪なんば店内に「難波観光案内所」を移転オープンする。JTBが観光案内、チケット案内業務を受託し、大阪観光局と連携して運営する。観光案内やモデルコース紹介、大阪周遊パス販売などのサービスを多言語で提供する。場所は南海なんば駅2階中央改札口すぐ。
また、夜景、ナイトクラブなど約30施設の割引とタクシーアプリで使えるクーポンを組み合わせたナイトエンターテインメントパス「Osaka NightOut Pass」の実証実験をおこなう。パス販売期間は4月18日~6月18日で20歳以上が対象。1枚2500円、トライアル期間外は3000円(想定)で販売。新型コロナウイルス感染拡大に伴い厳しい経済状況が続く夜間帯事業の支援がねらいだ。