HISの電力事業会社、全株式を光通信子会社へ譲渡、両グループ間の業務提携も予定

エイチ・アイ・エス(HIS)は、同社連結子会社で電力事業を行うHTBエナジーの全株式を光通信の連結子会社HBDへ譲渡する契約を締結したと発表した。

締結に合わせて、光通信のグループ各社とHISグループ間での業務提携も予定。通信事業、保険事業などの事業領域で、両グループの顧客、取引先への商品やサービスを連携して提供するとともに、共同で新商品・サービスの開発も進めていく。

HTBエナジーは、電力販売に必要とする供給量を調達できなかった場合に課されるペナルティ(インバランス料金)が高額になったこと、さらに、同年の春から秋にかけて継続的に電力調達価格の高騰が常態化したことから、事業環境が悪化。2021年9月決算期には債務超過に陥っていた。

株式譲渡によりHTBエナジーは、HISの連結子会社から除外される。連結及び個別決算において損失が発生する見込みだが、株式の譲渡代金は複数回によって入金される予定という。このことから、2023年10月期まで株式譲渡による影響を与える可能性があるため、現時点では金額および損失科目が確定していない。

また、株式譲渡が行われる連結会計年度の連結業績への影響についても、新型コロナウイルスなどによる影響を現時点で合理的に算定することが困難であるため、未定としている。

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