米国で人気のOTAホッパー(Hopper)は、今夏の旅行需要の回復を見据えて、さらに旅行予約の柔軟性を高めるフィンテック機能を拡充させた。
フライト予約の機能のひとつとして提供されている「Cancel for Any Resaon」をホテル予約にも拡大。どのような理由であれ、チェックインまでにホテルの予約をキャンセルせざるを得ない場合、100%返金を保証する。発生するキャンセル料はホッパーが負担する。
また、新たに「Leave for Any Reason」機能も追加。チェックインまで、あるいはチェックイン後でも、何らかの理由でそのホテルの宿泊をキャンセルする場合、同じカテゴリーのホテルを再予約することが可能。ホッパーが、再予約の費用を100%負担する。
さらに、レンタカー予約でも最長21日間の「価格凍結」機能の提供を始めた。その期間、レンタル料が上がれば、その差額をホッパーが負担。料金が下がれば、その料金でレンタルすることが可能になる。ホッパーによれば、1日のレンタル料金は平均で80ドルだが、需要の増加に伴って1日100ドルまで上昇することがあるという。
このほか、独立型のトリップ保護機能(Standalone Trip Protection)の提供も開始。これを利用すれば、ホッパーのアプリ以外でフライトを予約した人でも、アプリに実装されているフライトキャンセル保証を利用することが可能になる。