東横イン、ロゴ刷新と新ブランドコンセプトを発表、ビジネス目的だけでないホテルへ

全国でビジネスホテル「東横INN」を運営する東横インは2022年7月1日から、ブランドロゴを一新し、新しいコンセプトやカスタマープロミスを体現するサービス・設備を順次導入すると発表した。

新・ブランドロゴは、東横INNのイメージである“圧倒的な看板文字”の印象を、出発を象徴する矢印のマークで表現し、カラーに鮮やかで深く清いブルーを採用したという。

新しいロゴ(報道資料より)

ブランドコンセプトは「全国ネットワークの基地ホテル」で、1都2府42県の県庁所在地に出店することを売りに、全国どこにでもあり、いつ訪れても変わらない“基地”のようなホテルを強調する。直営展開することで全店標準化した設備・サービスを維持し、品質マネジメント規格を示すISO9001を取得。全店で利用できる特典を付した会員サービスも強化する。

また、新たなカスタマープロミスは「出発するホテル」。身体へ器具装着せず、眠るだけで睡眠状況をデータ取得し、記録できるサービス「すいみんPJ」などを客室に導入してリチャージしてもらったうえで、駅前立地の利便性を活かし、宿泊客の旅のピークである“外”で楽しんでもらえるようにする。

同社は「ビジネスホテル業界は成熟期に入り、特色あるサービスホテルチェーンが次々と台頭。東横INNの好立地、機能的な客室とシンプルなサービス、リーズナブルな料金というビジネスホテルスタンダードでもある特長は薄れつつある。観光やインバウンド需要回復の兆しが見えてきたなか、ビジネス目的だけでなく、幅広い目的、年代に支持されるホテルになるためにブランドを再構築する」などと、ブランド再構築の背景を説明している。


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