JALは、2023年3月期第1四半期連結業績をまとめた。国際旅客では、世界的な出入国制限の緩和や撤廃などによって、海外出張再開の動きが見られ、国内旅客では、行動制限が全面解除されたことなどもあり、首都圏発を中心に順調に回復。貨物事業については、ロシア・ウクライナ情勢の影響などはあるものの、堅調な需要と単価の更なる上昇により引き続き好調に推移した。
これにより、 売上収益は前年同期比102.1%増の2688億円。EBITは、前年同期の826億円の損失から275億円の損失に改善し、当期損失も前年同期の579億円から195億円に大幅に圧縮した。
航空事業のうち、フルサービスキャリア事業の売上収益は同123.5%増の2184億円。そのうち、国際旅客が前年同期の約5.5倍の624億円、国内旅客が前年同期の約2.3倍の880億円。グループLCC(ZIP AIRおよびスプリング・ジャパン)による売上収益は33億円となった。
2022年度3月期の連結業績予想に変更はなく、業績目標EBIT800億円の達成を目指す。