エイチ・アイ・エス(HIS)は、2022年9月~11月の予約状況から、今秋の旅行動向にをまとめた。これは、2022年9月1日~11月30日の期間、HISでパッケージツアー、ダイナミックパッケージ、国際航空券を申し込んだ旅行者を対象にしたもの。
それによると、海外旅行では、現在まで38の国と地域で海外ツアーを再開し、前年比では1474.5%と大幅に増加しているものの、コロナ以前の2019年と比べると依然として15%程度にとどまっている。また、海外旅行全体の平均単価は21万6800円で前年比130.5%、コロナ以前の2019年比では190.3%。燃油サーチャージの高騰や、単価の高い長距離路線が好調なことが平均単価を押し上げていると見られる。
予約者数1位はハワイ。全体の3割を占めている。レジャー目的のみならず、コロナ禍で数年延期されていた記念旅行を実現するハネムーナーや、海外挙式または参列者の予約も増加しているという。このほか、欧州の人気都市がトップ10入り。ランキング外では、今年11月にカタールで開催されるサッカーW杯の需要から、ドーハが大きく伸びている。
一方、国内旅行では遠方への旅行が復活。予約数は前年比243.3%。平均単価は前年比101.8%の5万7400円とほぼ横ばいとなっている。旅行先1位は沖縄県。2位は北海道で、地域別では札幌に続いて旭川、函館、トマムが人気。3位は大阪府で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを目的とする旅行者が多く見られるという。
HISの海外旅行予約数トップ10都市
- ハワイ
- バンコク
- ソウル
- パリ
- シンガポール
- ロンドン
- グアム
- ミラノ
- ローマ
- オーランド
HISの国内旅行予約数トップ10都道府県
- 沖縄県
- 北海道
- 大阪府
- 長崎県
- 東京都
- 福岡県
- 鹿児島県
- 広島県
- 石川県
- 青森県