日本政府観光局(JNTO)によると、2022年7月の日本人出国者数(推計値)は27万7900人となった。6月1日に1日の入国者数の上限が2万人に倍増、親族訪問(VFR)や観光など不要不急の海外渡航に対するマインドも改善しているなか、前月の出国者数(17万1529人)よりも10万人超の大幅増加となった。
日本発の国際線実績(航空データ:OAG社)も増加している。2022年7月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数は前年比73.8%増の4794便、座席数は70.7%増の115万3781席で、いずれも7割増となった。前月実績(便数:前年比58.8%増の3853便、座席数:同58.0%増の93万2436席)との比較でも、実数・伸び率とも大きく上回っている。
なお、日本人出国者数を2019年同月と比べると、83.3%減(2019年同月の実数:165万9166人)にとどまっている。
直近の日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。