日本政府観光局(JNTO)によると、2022年7月の訪日外国人旅行者数(推計値)は14万4500人となった。日本政府は、6月1日に観光目的の訪日ツアーを再開し、1日の入国者数上限も2万人に倍増したが、世界では制限のない出入国を可能とする“完全開国”の国地域が増えている。この状況下で7月の日本人出国者数は27.8万人に増加したが、訪日外客数の増加数は限定的なものになった。
2019年の実績と比較すると、95.2%減(2019年の実数:299万1189人)で、コロナ以前の1割にも達していない。
地域別では、訪日客数の多い順に、ベトナムが2万2700人、韓国が2万400人、中国が1万4800人、米国が1万4100人、インドネシア7200人。
航空データOAG社のデータを見ると、国内主要空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)に到着した国際線の便数は前年比63.1%増の4793便、座席数は61.0%増の115万3911席だった。
訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。