台湾のOTA「Asia Yo」はこのほど、計1250万ドル(約16億円)の資金調達を完了したと発表した。資金調達は、コロナ終息後の対応を目的に計画したもの。
これを機に、台湾のみならず海外市場にも積極展開する方針。コロナ後のインバウンド市場獲得を見据え、現在の中国語、英語、韓国語に加え、2023年度には日本市場向けの日本語版サイトも開設する予定だ。同時に、日本企業との連携、パートナーシップも深め、旅館のなど日本の宿泊施設の掲載数も増やす考えも示した。
同社は2013年の創業後、「アジアの次世代宿泊予約プラットフォーム」をコンセプトに掲げ、旅行者ニーズに最適なプラットフォームと特色ある宿泊施設の提供で、他社との差別化を図ってきた。同社によると、今回の資金調達計画には、協業先である台湾最大手のLion Travelをはじめ、Klookやアリババ台湾企業家基金など8社以上が応じた。資金面以外でも様々なパートナーからの協力や支援が得られたという。