中国のホテル市場の回復を牽引するデジタル流通、2025年にはオンライン比率が67%に拡大の予測【外電】

まだ問題は多いものの、明るい兆しがはっきりと見えてきた。フォーカスライトがまとめた最新の「中国の旅行マーケット・レポート2021~2025」によると、現在、中国国内で建設中のホテルは、供給客室数にすると計47万7245室に達することが分かった。

ホテル各社はポートフォリオの再編を進めており、各地域ごとに、ラグジュアリー、中の上クラス、ライフスタイル系、サービスを絞ったタイプからエコノミー型まで取り揃えて、多様化する需要への対応に備えている。この結果、広東の湾岸エリア、西部、華中エリアでは、新ホテルの開業ラッシュが始まることになりそうだ。例えば華住ホテルグループの場合、2021年にホテルを展開していた国内都市は885カ所だったが、これを2000都市に拡大する計画だ。

2022年初めの時点で、アコー、IHG、マリオット、ハイアットなどのグローバルホテルチェーン各社が、中国でのホテル契約数を増加する方針を明らかにしており、この中には新ブランドの進出計画も含まれている。タイのホテル会社、マイナー・インターナショナルは、中国で100軒を新規開業する方針だ。主要都市には進出済みの有名ホテル・ブランドが、第3、第4の都市での開発に照準を合わせる一方、新しいコンセプトのライフスタイル・ブランドが大都市でオープン予定だ。

周知の通り、2020年代の前半は、ホテル各社にとって厳しいチャレンジの時期となったが、同レポート予測によると、総予約高は2025年までに476億ドルに達し、2019年の売上を軽々と超えていく。ホテルマーケットの回復を牽引するのはデジタル流通で、ホテル予約全体に占めるオンライン比率は、2020年の57%から、2025年には67%に拡大する(下のグラフ参照)。

流通チャネル別のホテル総予約高とオンライン利用の比率、2019~2025年(フォーカスライトより)

「中国の旅行マーケット・レポート2021~2025」は、旅行業経営者向けに、同マーケットに関する幅広い視点からの情報を提供するもので、詳細なマーケット規模や将来予測、流通トレンド、主要な旅行セグメント別の分析、注目動向などを取り上げている。

関連記事:「中国のオンライン旅行市場における注目動向」(英語)

また同レポートでは、総予約高の予測や影響要因、政府のコロナ施策、消費者ニーズによる影響、力強い国内旅行マーケットがもたらすインパクト、主要セグメント別の流通展望、市場の今後についてのインサイトについても詳しく分析している。

※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営する「フォーカスライト(Phocuswright)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事:Optimism in Chinese hotel gross bookings forecast

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