フランス観光開発機構(アトゥー・フランス)は、来年フランスで行われるラグビーワールドカップの開幕1年前に当たる2022年9月8日、フランス大使公邸で「ラグビーワールドカップ2023 1 Year to Goレセプション」を開催した。レセプションには、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチや坂手淳史主将ら日本代表「ブレイブ・ブロッサムズ」も登壇。ワールドカップでの意気込みを話したほか、観戦や観光での訪仏を呼びかけた。
レセプションでは、在日フランス大使館ニコラ・ティリエ臨時代理大使が「フランスは大会に向けて準備万端。日本人旅行者には、代表の試合が行われる都市だけでなく、そこから各地に足を伸ばして、フランス旅行を楽しんでほしい」と挨拶。日仏両国が勝ち進んで、直接対戦することを望むと付け加えた。
日本は、予選で2023年9月10日にトゥールーズでチリと、9月17日にニースでイングランドと、9月28日にトゥールーズでサモアと、10月8日にナントでアルゼンチンと対戦。順々決勝に進めばマルセイユに移動する。
トゥールーズがあるオクシタニー地域圏のカメル・シブリ副議長は「ラグビーはオクシタニーのアイデンティであり文化。2019年の日本大会で湧きあがった同じ情熱を持って、日本人旅行者を迎えたい」と話した。また、トゥールーズ都市圏のジャン=クロード・ダルドレ副議長は、「日本人を迎えるために万全の準備を整えたい。2023年、トゥールーズはラグビーの都になるだけでなく、日本の都にもなる」と続けた。
トゥールーズは、予選プールの試合会場だけなく、今年11月20日にはフランス代表とのテストマッチが行われるほか、ワールドカップ本番前には事前合宿地にもなる。
このほか、レセプションでは試合会場となるニース観光局のリュディ・サル会長、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方観光局のフランソワ・ド・カンソン会長、マルセイユ観光局のマクシム・ティソ局長が、ビデオでそれぞれ地域の魅力を紹介。ワールドカップを契機として、日本人旅行の誘致に力を入れていく考えを示した。