ハイアットホテルズとKiraku(キラク)社は、新たなタイプの温泉旅館ブランド「ATONA」の展開を発表した。 ハイアットが日本で温泉旅館事業に参入するため合弁事業契約を締結、出資比率を両社50%とする合弁会社で新ブランド「ATONA」として日本国内で温泉旅館を展開する。
Kirakuは地域特有の自然や文化資源に着目した価値創造を推進する企業。今回の事業では、ホテル事業のハイアットと連携することで、国内外の旅行者を対象に、日本でまだ知られていない地域の魅力を発信し、「旅の拠点となる館としての旅館」を提供。ハイアットの顧客層も通じ、日本の地域活性化につなげていく。
新ブランド名「ATONA」は、「わたしとあなた」を表す日本の古語(吾汝:あとな)に由来。大切な人と楽しい時間を共にする空間と同時に、古来からの独創的な日本文化や生活様式とのつながりを提供していく考え。クリエイティブディレクターに著名なデザイナー原研哉氏を迎え、日本国内で2025年から展開する予定だ。
合弁会社の名称は、株式会社Atona。2022年7月15日に設立され、坂村政彦氏、 サンドバーグ・弘・ウィリアム氏が共同代表となる。