米エクスペディア、四半期で過去最高の売上高、アクティブなアプリユーザーも過去最多 -2022年第3四半期

エクスペディア・グループは、2022年第3四半期(4~6月)の営業実績を発表した。マクロ経済で不確実性が続いたものの、顕著な旅行需要の回復が見られたことから、四半期ベースで売上高と調整後EBITDAが過去最高を記録。アクティブなロイヤルティ会員数とアプリユーザー数も過去最高となった同グループのピーター・カーン副会長兼CEOは、「この業績は、エクスペディアの製品やテクノロジーの強化に継続的に注力してきた結果だ。これからも旅行者とのエンゲージメントをさらに強化するとともに、直接的かつ価値のあるビジネス基盤を整備していく」とコメントしている。

売上高は前年同期比22%増の36億1900万ドル(約5320億円)に増加し、四半期ベースで過去最高を記録した。当期利益は同33%増の4億8200万ドル(約709億円)。調整後EBITDAは同26%増の10億7900万ドル(約1586億円)となった。

総宿泊予約数は同25%増の8160万泊、総予約額は同28%増の239億8700万ドル(約3.5兆円)となった。

部門別の売上高は、旅行比較「トリバゴ」を除いたエクスペディア・グループが同23%増の34億9500万ドル(約5138億円)。そのうち、リテールが同15%増の27億700万ドル(約3980億円)、BtoBが同61%増の7億8800万ドル(約1158億円)。トリバゴは同13%増の1億8500万ドル(約272億円)。

また、プロダクト・サービス別の売上高では、宿泊が全体の80%を占め、同25%増の28億8100万ドルドル(約4235億円)。航空は同61%増の1億ドル(約147億円)。広告メディアは同10%増の2億2200万ドル(約326億円)。宿泊では1日平均宿泊単価(ADR)も4%上昇し、航空では1航空券あたりの売上高が69%増加した。

※ドル円換算は1ドル147円でトラベルボイス編集部が算出

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