いすみ鉄道、「キハ28」最後の車両保存と3Dデータ化で寄付募集、NFT販売なども

千葉県・いすみ鉄道は2022年11月27日に定期運行を終了する「キハ28-2346号車」を車両保存および3Dデータ化するため、その一部費用をクラウドファンディング「うぶごえ」で募集数する。募集期間は2022年11月18日~2023年1月15日で、目標金額は280万円を目指す。

いすみ鉄道は千葉県大多喜町といすみ市を走行するローカル鉄道。2023年3月から約9年8カ月運航してきたキハ28-2346号車は、1960年代に1800両以上が製造された国鉄キハ58系最後の営業車両であり、レストラン列車使用車両としても人気があった。費用面、部品確保が困難になったことから運行終了を判断せざるを得なかったが、その人気や希少性からクラウドファンディングによる車両保存プロジェクトを立ち上げた。

プロジェクトでは、車両保管の費用への一部活用とともに、レーザースキャンとフォトグラメトリー撮影をおこなうとともに、3Dデータとしてメタバース空間上に蘇らせ、そのデータをNFT化して販売することで所有者の明確化、話題性により付加価値向上を図る。アナログとデジタルを融合し、いすみ鉄道沿線地域のプロモーション効果も検討する。

返礼品はオリジナルデザインの一日フリー乗車券、DVD、撮影会など。

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