スペインのセビリアで 「ツーリズム・イノベーション・サミット2022」が開催され、各賞の受賞が発表された。このイベントでは、観光分野でのイノベーションやデジタル化、サステナビリティなどの先進的な取り組みが紹介された。
ベストユーザーエクスペリエンス賞に輝いたのは、バルセロナの「カサ・バトリョ(Casa Batlló)」。AIやVRなどを活用し、タビナカだけでなくタビマエ・アトでも訪問者にユニークな没入型体験を提供したことが高く評価された。
AIとデータ分析の最優秀イノベーションを表彰するテレフォニカ賞は「ブエリング(Vueling)」。航空路を改善するためにモバイルの地理位置情報とデータ分析を使用することで、旅客や関係機関の利便性を高めたほか、環境への配慮もさらに進めた。
最優秀デジタルイノベーションとなるアマデウス賞は、「ダブリン市議会」に贈られた。テクノロジー、データ分析、デジタル化を進めることで、地元住民と観光客の双方にとって持続可能な街づくりを進めていることが評価された。
ベスト・サステナブルツーリズム・プロジェクトとなるEY賞は「BioScore」。同社は、持続可能性に関連するあらゆる情報を管理し、行動計画の策定、持続可能性証明書の取得を可能にするプラットフォームを開発した。
ホテル、リゾート、ホスピタリティ企業向けのeコマース プラットフォーム「 Hoteltreats」は、ベスト・ニュービジネス・モデルとしてデータアピール賞を受賞。
このほか、フィンランドが、持続可能性におけるリーダーシップと旅行者にユニークな体験を提供するスマートデスティネーションが評価され、優秀賞を受賞した。