欧州、来春に新しい入国システム導入か、指紋採取と生体認証、審査時間が長くなる懸念も

欧州連合(EU)は、2023年5月からEU以外の国からの入国者に対して、指紋採取と生体認証チェックの導入を計画している。これが始まれば入国審査の待ち時間が長くなるとの懸念が出ている。

この制度が導入されると、一人当たりの入国審査時間が最大2分追加されると推測されている。英国のインディペンデント紙によると、2020年1月にEUを離脱した英国では、入国審査時間が現在の2倍から7倍に伸びる可能性があると言われている。

また、同紙は先月、ドーバー港のCEOの話として、ヨーロッパに向かう英国ドライバーの対応時間を7倍に延長する必要があるかもしれないと報じた。

EUは、今回の措置は第三国からの旅行者の出入国のセキュリティを強化するためとし、新しいシステムは手間がかからず、旅行者の待ち時間が伸びることはないと主張している。

※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいてトラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事: New EU ID Checks Could See Much Longer Wait Times in 2023

著者:Dennis Schaal氏

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