観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2022年11月(第1次速報)の延べ宿泊者数は前年同月比23.7%増、コロナ前の2019年同月比では8.0%減の4570万人泊だった。
このうち、日本人は前年同月比13.9%増、2019年同月比でも2.7%増の4170万人泊。10月11日から旅行支援が全国に拡大された効果が継続している様子が伺える結果となった。同じく、10月11日から個人旅行が解禁された外国人は前年同月比1098.6%増の400万人泊と急増。2019年同月比でも55.8%減まで回復した。
2022年11月の客室稼働率は55.8%となり、10月の53.8%を上回った。2019年同月との比較では9.8%減だった。施設タイプ別では、旅館が41.4%、リゾートホテルが52.5%、ビジネスホテルが65.1%、シティホテルが68.7%、簡易宿所が24.3%。
2022年10月の延べ宿泊者数(第2次速報)は、前年同月比38%増、2019年同月比11.6%減の4427万人泊。都道府県別でのトップ3は東京(2019年同月比17.3%減の573万1990人)、大阪(同22.2%減の309万1770人)、北海道(同7.4%減の282万660人)、の順。2019年比で増加した県は、栃木(同20.6%増)、群馬(同3.4%増)、神奈川(同19.0%増)、長野(同10.4%増)、奈良(同2.7%増)、山口(同26.5%増)、高知(同0.6%増)、長崎(同5.7%増)と大幅に増えた。
また、2022年10月の外国人延べ宿泊者数177万人のうち、国際別トップ5は1位が米国、2位が韓国、3位が香港、4位が中国、5位がタイで、上位5カ国・地域で全体の46.8%を占めた。