【年頭所感】ジャルパック代表取締役社長 平井登氏 ―2023年は「挑戦の年」、世界的インフレなど課題に立ち向かう

ジャルパック代表取締役社長の平井登氏が、2023年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

平井氏は、この数年間のコロナ禍で旅行業界が大きな痛手を負うことになった一方、提供する旅の形についてあらためて考える機会になったと言及。2022年はワーケーションやアドベンチャートラベル、JALグループの一員として地域活性化に向けた旅行商品に積極的に取り組んだとしたうえで、2023年を「挑戦の年」と位置づけた。旅行者はもちろん、取引先や地域と強固な信頼関係を構築することで、コロナ、世界的なインフレをはじめ、さまざまな課題に立ち向かっていきたいと述べた。

なお、ジャルパックは2024年にブランド誕生60周年を迎える。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2023年 年頭所感

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症からの回復に向けて大きな期待を持ってスタートした1年でしたが、上半期においては依然として大きな影響を受ける等、引き続きコロナウイルスに翻弄された1年でした。

そのような中でご利用いただきましたお客さま、ご支援いただきました皆さまへこの場を借りまして厚く御礼を申し上げます。

一方で、世界各国でピークは過ぎ、往来を含めた対策の緩和も進んでおり、国内においても昨年10月からは全国旅行支援が実施される等、確実に回復への道を進んでいると実感できるようになってきました。

この数年間のコロナ禍で大変厳しい状況が継続し、旅行業界は大きな痛手を負うこととなりましたが、私たちにとってもお客さまへご提供する旅のかたちについて、あらためて考える機会となりました。

社会の価値観や人々の生活が大きな変化を迎える中で、従来の旅行商品のみならず、ニューツーリズムといわれるワーケーションやアドベンチャートラベル、またJALグループの一員として地域活性化に向けた旅行商品に積極的に取組みました。

ジャルパックは2024年にブランド誕生60周年を迎えます。引き続きコロナ感染症の懸念に加えて、世界的なインフレ、金融市場の不安定、戦争といった不安定要因は依然ありますが、2023年度は「挑戦の年」と位置付けたいと思います。お客さまはもちろんのこと、お取引先さま、地方自治体をはじめとする地域の皆さま含めて当社と関わる全ての方々と強固な信頼関係を構築することにより、様々な課題に立ち向かっていきます。

変化を恐れず、常に成長を続けられるよう社員全員で尽力して参ります。引き続きのご支援をお願い致しますとともに、皆さまにとりまして2023年度が素晴らしい一年となりますよう心からお祈り申し上げます。

株式会社ジャルパック

代表取締役社長 平井登

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