帝国データバンクは、2023年に「周年」を迎える企業をまとめた。それによると、全国で14万2919社が周年を迎え、そのうち「50周年」が2万4209社で最も多く、「100周年」を迎える老舗企業は2118社にのぼることがわかった。2024年も200社以上が「100周年」を迎える見込み。
200周年では、世界有数の酸化鉄総合メーカーの戸田工業、150周年ではゼネコンの大成建設、画像解析のコニカミノルタ、製紙大手「王子グループ」の持ち株会社である王子ホールディングス、100周年では薬品メーカーのアステラス製薬、金融の農林中央金庫などが名を連ねる。
業種別では、「建設」が3万9790 社と全体の27.8%を占め最も多く、次いで「サービス」が3万6711社で、両業種で周年企業の半数以上を占めている。
上場企業のなかで2023年に周年を迎える企業は333社。
周年を迎える企業では、多くが記念パーティーを計画。なかには、社員旅行、クルーズ船の貸切、ホテルの大ホールでの実施などを企画している企業もあるという。一方で、周年に関連した限定商品の発売などキャンペーンの題材として活かしている動きも見られるほか、周年にあやかって既存コンテンツ・設備を一新する動きも出ているという。