国連「ベストツーリズムビレッジ2022」、18カ国32村を認証、持続可能性や観光ガバナンスなど基準に選出

国連世界観光機関(UNWTO)は、2022年の「ベストツーリズムビレッジ」を選出した。この取り組みは、地域社会に根ざした価値とコンテンツを維持・促進しながら、観光の発展を雇用や収入の新たな機会としている村を認証するもの。

2022年は、UNWTO加盟国57カ国から計57村がエントリー(1カ国最大3村まで)。そのうち、18カ国32村が「ベストツーリズムビレッジ」に認定され、20村がアップグレードプログラムに参加することになった。

今年の日本からの選出はなし。アジアからは、中国の大寨と景州、韓国の平沙里、ベトナムのタイハイが選ばれた。日本からは2021年に京都府南丹市美山町、北海道ニセコ町が選出されている。

ベストツーリズムビレッジの選定基準は、「文化資源と天然資源」「文化資源の振興と保全」「経済的持続可能性」「社会的持続可能性」「環境の持続可能性」「観光開発とバリューチェーンの統合」「観光のガバナンスと優先順位付け」「インフラストラクチャとアクセス」「健康、安全およびセキュリティ」の9つ。

アップグレードプログラムは、承認基準を完全には満たしていない村に対して、UNWTOおよびパートナーから、評価プロセスで未達成だった項目の改善するための支援を受けることができるもの。

授賞式は、2023年2月27日~28日にサウジアラビアのアルウラで開催される。


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