カナダ観光局、観光地で初めて世界的講演会イベント「TED」と連携、「Open」テーマに変革者が新たな旅のヒントを提示

カナダ観光局は、世界の価値あるアイデアでスピーチイベントを主催するTEDと連携し「TED@DestinationCanada」を開催した。カナダの変革リーダーらを招いて、全14回のトークセッションをニューヨークのTEDシアターで実施。3月6日の週からTEDチャンネルなどで公開される。字幕では日本語の選択も可能。

TEDが観光地をテーマに地域と連携するのは今回が世界初。「TED@DestinationCanada」では「オープン（Open）」をテーマに、カナダらしい広大な土地、誰でも温かく迎え入れる地域社会、旅、学び、暮らし、投資の無限の可能性が語られ、新たな時代の旅のヒントを示している。

カナダ観光局のマーシャ・ウォールデンCEOは「TEDとのパートナーシップを通じて、カナダの広大さや懐の深さをテーマに世界に語りかけようと考えた。このような場は、カナダの魅力を際立たせるだけでなく、革新的な思考や変革の推進、そして社会を変える原動力となる旅の目的地としてカナダを位置付けることにもなる」とコメントしている。

カナダ観光局は、世界から高付加価値旅行者を誘致するために、新たなマーケティング戦略を策定した。パンデミック中カナダの旅行産業は旺盛な国内旅行需要によって支えられてきたが、今後国内旅行者が海外旅行に移行すると見られることから、インバウンド旅行者、特に最大市場である米国からの旅行者を回復させる施策を進めている。