観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2023年1月(第1次速報)の延べ宿泊者数は前年同月比38.2%増、2019年同月比では7.9%減の3931万人泊だった。
このうち、日本人は前年同月比17.3%増、2019年同月比では1.1%減の3309万人泊。2022年12月の2019年比7.8%増からは回復は鈍化した。2022年10月11日から個人旅行が解禁された外国人は前年同月比2728.0%増の622万人泊と急増。2019年同月比でも32.5%減まで回復した。
2023年1月の客室稼働率は44.7%となり、2022年12月の54.3%を下回った。2019年同月との比較では9.3%減だった。施設タイプ別では、旅館が28.7%と苦戦。2022年12月は2019年比で1.8%増となったものの、2023年1月は5.2%減となった。そのほか、リゾートホテルが43.6%、ビジネスホテルが54.8%、シティホテルが55.0%、簡易宿所が17.1%。
2022年12月の延べ宿泊者数(第2次速報)は、前年同月比0.5%減、2019年同月比19.7%増の4690万人泊。都道府県別でのトップ3は変わらず東京(2019年同月比10.5%増の776万6950人)、大阪(同5.9%減の371万5340人)、北海道(同4.8%増の301万5470人)。
2019年比で延べ宿泊者数が増加した県は、東京、北海道のほか、青森(同15.8%増)、栃木(同18.2%増)、神奈川(同8.2%増)、富山(同3.4%増)、山梨(同15.7%増)、長野(同3.5%増)、京都(同2.7%増)、愛知(同2.8%増)、三重(同7.1%増)、京都(同12.1%増、兵庫(同8.6%増)、山口(同35.4%増)、愛媛(同20.1%増)、高知(同20.1%増)、長崎(同16.2%増)、熊本(同3.5%増)、大分(同7.3%増)で、前月の10府県を超えた。
また、外国人延べ宿泊者数では、2019年比で東京が1.1%減までの回復を見せている。