デジタルマーケティングのCriteo(クリテオ)が先ごろ実施した世界8カ国での消費者調査で、世界的なインフレの中でも自分の好きなものには積極出費をあきらめない傾向があることが分かった。調査は2022年11~12月に実施。日本市場では1254人から回答を得た。
これによると、日本の買い物客の55%が購入前にオンラインでより多くの時間を費やし、お買い得品を検索。42%はオンラインでショッピングすることが多いと回答した。インフレで出費が増えているのは、光熱費(59%)、食料(43%)、ガソリン(36%)など。一方で、同程度またはそれ以上出費していると回答した人の割合は、パーソナルケア・健康・美容(86%)、家庭用電子機器(86%)などが多く、旅行は66%だった。
節約を重視しつつも、依然として高品質な商品を求めている傾向もある。割引・クーポン(72%)と並んで、商品の品質(88%)、送料無料(88%)が重要になっている。ブランド価値(47%)、ロイヤリティポイント(42%)、地球環境への配慮(31%)も意思決定を後押しする動機となっているようだ。