総務省統計局は先ごろ、「家計消費状況調査(2023年1月分結果)」を発表した。それによると、2023年1月の二人以上の世帯のネットショッピング支出額は2万753円。物価変動の影響を考慮しない名目増減率は前年比6.4%増(※1)となった。ネットショッピング利用世帯自体の割合は51.4%で、前年比1.3ポイント減となっている。
支出の内訳をみると、旅行関係費は3086円で、名目増減率は前年比79.5%増、全体の変化に対して影響度を示す名目寄与度(※2)は7.01%。2022年8月以降は伸び率の減少傾向が続いていたが、5カ月ぶりで上向きに転じたほか、寄与度は前月(2.47%)と比較して大きく伸びた。
そのほか、チケットは719円(前年比・名目31.0%増、寄与度0.87%)で、前年比2桁増の伸びが継続。食料は4794円(前年比・名目3.0%増、寄与度0.72%)、衣類・履物類は2434円(前年比・名目0.5%減、寄与度0.06%減)などで、前年とほぼ同水準となっている。
※1 名目増減率=物価水準の変動の影響を除去していない増減率
※2 名目寄与度=全体の変化に対する貢献度合い
詳細データは以下から参照できる。