国交省、MaaSデータの連携ガイドラインを改訂、デジタルチケットや動的データでの連携の意義を追加

国土交通省は、「MaaS関連データの連携に関するガイドライン」を改訂した。MaaSサービスの高度化のため、参画する事業者間のデータ連携と利活用が促進されることを狙う。

改訂されたVer.3.0での変更点として、チケット発券でMaaSでのデジタルチケットに関する連携の高度化の意義やデータ項目を追加。また、参考情報として、デジタルチケットを取扱う上で重要となる不正利用対策の一例を追加した。

動的データについては、連携高度化の意義や混雑予測情報などの予測を含むデータ項目を追加。動的データを利用者に提供する際の留意点(平時だけでなく、大規模遅延時等の利用者が置かれた 状況による違いなど)や課題(誤情報が提供されることによるリスクなど)、予測を伴う情報を提供する際の留意点(状況の変化や予測精度などから実態との乖離が生じ得ることなど)を追記した。

「データ連携基盤」を活用したデータ連携については、中小・地方部事業者のデータ化の現状を踏まえ、重要であると位置づけた。ガイドラインではデータ連携の更なる高度化を後押しする「データ連携基盤」を、連携方法のひとつとして追加。具体的なデータ連携基盤の方向性については、実証実験や議論の状況を踏まえて想定するとした。

MaaS 関連データの連携に関するガイドラインVer. 3.0(PDF)

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