星野リゾートは2023年7月31日、東京都台東区に「OMO3浅草by星野リゾート」を開業する。コンセプトは「粋だねぇ、浅草上手」。浅草に精通するスタッフが、浅草王道の浅草寺や仲見世通りをはじめ、下町文化に触れることができるツアー、館内アクティビティを用意する。ガイドブックには載っていない周辺情報を集めた「ご近所マップ」でも周辺観光を提案する。
場所は浅草寺から徒歩1分。24時間セルフサービスで飲食の購入ができる最上階(13階)の共有スペース「OMOベース」からは浅草寺や東京スカイツリーの絶景をのぞむことができる。客室数は全98室で、全室靴を脱いでリラックスして過ごすことができ、1泊1室あたり1万8000円から。浅草の笑いのシンボルである「寄席」から着想したコンセプトルーム、4名定員のデラックスフォースルームなども用意する。
星野リゾートは、「OMO3浅草by星野リゾート」をはじめ、2023年に国内外で5施設をリニューアルを含めて開業する計画だ。リゾナーレブランドで初めての海外施設となる「リゾナーレグアム」を4月1日にリブランドオープンしたほか、街ナカホテル「OMO」として「OMO関西空港」「OMO7高知」を開業。4月25日にも「OMO5熊本」のオープンを控えている。
また、2024年秋には温泉旅館ブランド「界」で、岐阜県・奥飛騨温泉郷への進出も決定。この施設は、2020年10月に組成した同社とリサ・パートナーズの投資ファンド「星野リゾート観光活性化投資事業有限責任組合」の第1号案件となる。