静岡の名建築の宿「沼津倶楽部」がリニューアル開業、京都・西陣織の老舗が手がけるスイートルームなど全8室

静岡県・沼津市の宿泊施設「沼津倶楽部」が改修を終え、GREENING(グリーニング)社が2023年6月14日に新たに開業する。

沼津倶楽部の歴史は、大正2年(1913年)、ミツワ石鹸二代目社長・三輪善兵衛が沼津市から借用した約3000坪の土地に建てた数寄屋造りの建物「松岩亭」に始まる。戦後、日本国憲法の草案が話し合われた場所とされる約110年の歴史を持つ登録有形文化財。2008年から一部増築でレストランが運営されていたが、その後、建築家・渡辺昭氏の設計により「千本松・沼津倶楽部」として敷地内に会員制の宿泊棟も設けられた。経営・運営をグリーニング社が継承し、リニューアルオープンする。

今回、再興した「沼津倶楽部」の客室は8室。和室、バルコニー付きの洋室、和洋混在のメゾネットのほか、京都・西陣織のHOSSOOが手がけるスイートを備える。また、富士山の雪解け水を使用した内風呂と露天風呂、サウナ室によるスパ、宿泊者専用のラウンジなどを用意。今後、中華料理をベースに沼津の自然の恵みが味わえるコースも提供する。また、トリートメントメニューなども準備している。

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