別荘をシェアする新事業、ホテルのような滞在を提案、不動産投資運用会社が中古リノベで事業展開

不動産投資運用業などを手がける日本プロパティシステムズ社が「シェア別荘」事業を開始すると発表した。中古の別荘をリノベーションし、空き家問題解決にも取り組む。

別荘のシェアは、所有権を28口に分割し、共有持分を複数のオーナーが所有する仕組み。オーナーには年間13泊の宿泊権利を提供する。リネン品の交換、室内清掃や換気、消毒、建物メンテナンス、庭の手入れを同社が管理することで、別荘とホテルのメリットを組み合わせた滞在を提案する。

第1弾として、長野県軽井沢町の「ヴィラ新軽井沢」の販売を開始した。2021年9月に基礎と主要な柱を残して全面リニューアル工事を実施。設計はル・コルビュジエの弟子、坂倉準三氏が運営した坂倉アトリエ出身の石上英一郎氏が担当した。場所は新幹線新軽井沢駅から徒歩10分。敷地面積は635平米で、リビング、ベッドルーム、暖炉などを備える。

今後、旧軽井沢地区や京都、沖縄での展開を計画している。オーナーには、自分が所有する別荘以外の全国各拠点の別荘もで利用できるようにする。 

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