米観光産業ニュース「スキフト(skift)」は、グーグルとトリップアドバイザーが提携する可能性があると報じている。グーグルはタビナカのアクティビティ予約検索「things to do」に力を入れており、その分野で最大のプレイヤーであるトリップアドバイザーとその傘下のビアターとの関係を望んでいると見られている。
トリップアドバイザーのマット・ゴールドバーグCEOは、投資家向けのカンファレンスで「グーグルとは、潜在的なパートナーシップについて非常にいい会話をしている」と発言。さらに、同氏は「トリップアドバイザーは、グーグルのスポンサー(広告主)で、グーグルは我々にスポンサーを続けてもらいたいと望んでいる。提携については、どのようにそれと差別化できるか、自分たちが得意とする分野をどのように伸ばしていけるか、そして、その中でどのように提携できるかについて会話をしている」ことを認めた。
トリップアドバイザーとビアターは、これまでにグーグルの広告やその他のスポンサー広告枠に多額の費用を費やしてきた。
ゴールドバーグCEOは、「我々は提携について楽観視しているわけでない。グーグルはさまざまな方法で自社の収益化を優先しており、それが我々のビジネスに影響を与えていることを認識している。 しかし、我々は差別化を図り、我々にとって効果的な協力方法を模索している」と続けた。
※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいてトラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。
オリジナル記事:Google and Tripadvisor Could Be Edging Toward a New Partnership After All These Years
著:Dennis Schaal氏