富士山麓の文化財家屋が一棟貸し「岳麓翠苑」として開業、宿泊は1日1組限定、ガイド付きオーダーメイドツアーも

山梨県富士河口湖町の文化財「岳麓翠苑」が1日1組限定の一棟貸し宿泊施設として開業する。予約の受付は8月30日から。宿泊は9月30日から。

岳麓翠苑は、約500年の歴史がある井出本家(井出醸造店)から204年前に分家し、文化庁登録有形文化財の母屋と富士河口湖町指定有形文化財の長屋門から構成される建造物。地元では井出新宅と呼ばれ親しまれてきた。

井出新宅の現在の当主は6代目、また河口湖畔に位置する富士レークホテルの3代目にあたる。維持管理のため、宿泊施設として改修した。

施設内各所には井出家に残された歴史的・文化的作品や富士山にまつわる版画の鑑賞も可能。長い歴史の中で劣化がみられた作品も観賞用に修繕を施した。

また、和室エリアで日本文化体験を楽しむプランや富士山ガイドによるオリジナルツアーのアクティビティもオーダーメイドのオプションとして提供する。

奥座敷(報道資料より)

リビング(報道資料より)

寝室(報道資料より)

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