タイ・ピピ島、モンスーン期に観光客の立ち入りを禁止に、自然保護と観光客の安全確保で

写真:dpa(ロイター通信)

タイ・ピピ島のマヤ湾が、2023年8月1日から9月30日のモンスーン期間(雨季)、自然保護のために閉鎖されるようだ。地元バンコク・ポスト紙が、地元の国立公園長ラチャノック・フェノイ氏の話として報じた。

ピピ島は、レオナルド・ディカプリオ主演のハリウッド映画「ザ・ビーチ」のロケ地として有名になり、観光客が殺到。コ手付かずの自然から過密な観光スポットに変わり、毎日湾に停泊する数十隻のボートがサンゴ礁を破壊する事態が起こった。

海洋生物学者らの警告を受けて、当局は2018年から3年半にわたって、このビーチへの観光客への立ち入りを禁止。2022年1月には、ボートの乗り入れやシュノーケリングを禁止し、受け入れを再開。訪問人数の上限も設けていた。

現在、訪問者のほとんどは隣のピピ・ドーン島から伝統的なロングボートで訪れるが、モンスーン期は大雨と激しい波のうねりが発生することから、観光客の安全性を確保するためにも閉鎖すると説明している。

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