国連世界観光機関(UNWTO)は、国連貿易開発会議(UNCTAD)が主催する世界投資フォーラムで、経済発展のためのイノベーション、教育、持続可能性に焦点を当てた新たな包括的な観光投資枠組みを発表した。また、UNCTADと提携して、持続可能な観光に向けた投資のための指導や原則を提供していく。
両者は、来月アラブ首長国連邦で開催されるCOP28気候変動会議に向けて、観光分野へのグリーン投資を加速し、持続可能な開発を進めていくことで合意した。競争力と回復力を高めていくために、地球環境だけでなく観光分野でも持続可能性への移行が不可欠で、強固な投資政策の枠組みが必要と強調している。
そのうえで、いわゆるグリーン投資では、テクノロジーの開発、人材スキルの向上の重要性を指摘するとともに、脱炭素化に向けた新しいビジネスモデルを創出し、イノベーションを進めていくことが必要としている。