国連世界観光機関、2023年「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」を発表、日本からは北海道・美瑛など4地域が選出

国連世界観光機関 (UNWTO) は、2023年の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」を発表した。この賞は、農村地域の育成と景観、文化的多様性、地元の価値観、料理の伝統の保護において先駆的な取り組みを実施している村を表彰するもの。

日本から、ベスト・ツーリズム・ビレッジに選ばれたのは、北海道美瑛、長野県白馬、宮城県奥松島、岐阜県白川村の4地域。アップグレードプログラムには、奈良県明日香村が選ばれた。

ベスト・ツーリズム・ビレッジの定義は、文化および自然資産、コミュニティの価値観の維持への取り組み、経済、社会、環境の側面にわたるイノベーション、持続可能性への明確な取り組みを備えた地方の観光地。また、アップグレード・プログラムでは、認定基準に向けた村の取り組みを支援する。表彰は、UNWTO農村開発観光プログラムの一部として2021年にスタート。今年は、約260の応募の中から全地域から54村が選ばれ、さらに20村がアップグレード・プログラムに参加した。

UNWTOでは、メンバー間で経験や優れた実践、学習、機会を交換する目的で、「ベスト・ツーリズム・ビレッジ・ネットワーク」を形成。今回、ネットワークに74村が加わり、計190村となった。


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