駅構内のアナウンスをスマホで文字化、アプリ不要で多言語対応、東京メトロ駅に試験導入

ヤマハと東京地下鉄(東京メトロ)は、駅構内のアナウンス音声をアプリ不要で手元のスマートフォンに文字表示する、多言語サービス「みえるアナウンス」を試験導入する。聴覚障がいのある人や訪日外国人旅行者など、多様な利用者への情報提供を充実させる。あわせて、駅係員が多言語のアナウンスを放送するためのアプリ「おもてなしガイド for Biz」を、他社への管理委託駅以外の東京メトロの全駅に導入する。

「見えるアナウンス」は、「おもてなしガイド for Biz」とスマートフォンに文字表示をさせるトリガーボードで構成。トリガーボードにスマートフォンをかざす、またはQRコードを読み取ることで、その駅で「おもてなしガイド for Biz」でアナウンスした内容を文字で表示する。専用アプリをインストールすることなく、スマートフォンにアナウンスの内容を文字表示するサービスは、国内で初めてだという。

「見えるアナウンス」は上野駅や浅草駅など7駅で導入。2024年1月10日から設置する予定だ。

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