【年頭所感】日本航空(JAL)代表取締役社長 赤坂祐二氏 ―新たな挑戦と努力、ドローンや空飛ぶクルマなど次世代インフラ構築も

日本航空(JAL)代表取締役社長グループCEOの赤坂祐二氏が、2024年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

赤坂氏は、世界の国や地域、人々を結び「移動とつながり」を通じて安全・安心な社会とサステナブルな未来を実現することが、JALグループの重要な使命と説明。これまで培ってきた安全を大事にする文化を土台に、新たな挑戦と努力を重ね、新しい価値や感動を提供していく意思を示した。

就航70周年を迎える国際線には、最新鋭省燃費機材A350-1000型機を導入するほか、貨物専用機による新たな物流事業、さらにはドローンや空飛ぶクルマなど新技術を活用した次世代インフラの構築を推進していく意欲も述べている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


新年のご挨拶

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます 。 

昨年は、新型コロナウイルス感染症が収束を迎え、航空需要の回復と共に、空港や機内にお客さまやそこで働く人々の笑顔があふれる光景が戻り、まさに「回復」と「復活」の一年になりました。これまでJALグル-プを応援し、支えてくださったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。

一方、海外の一部地域では大変不安定な情勢が続いており、世界経済も未だ不透明な状況にあります。航空業界も、将来を左右する大変重要な二つの課題解決に取り組んでおります。一つは、カーボンニュートラルの実現、もう一つは、人財の確保や人的資本の最大化です。

世界中の国や地域、人々を結び、「移動とつながり」を通じて、安全・安心な社会とサステナブルな未来を実現することが、JALグループにとって重要な使命であり、2021-2025年度 中期経営計画に則り、ESG戦略を力強く推進してまいります。

さて今年2月、当社は国際線就航70周年を迎えます。私たちは、戦後、日本の航空会社として初めて国際線を運航し、安全・安心な航空輸送インフラを築くとともに、わが国の発展や世界の人々の交流に貢献してまいりました。これまで培ってきたJALグループの安全文化を土台とし、社員一人一人が新たな挑戦と努力を重ね、お客さまに新しい価値や感動をお届けいたします。今年、いよいよ国際線に、最新鋭省燃費機材 エアバスA350-1000型機を導入します。また、貨物専用機による新たな物流事業を開始いたします。さらには、ドローンや空飛ぶクルマといった新技術を活用した次世代インフラの構築を進めてまいります。

皆さまにとりましても2024年が心はずむ明るい年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

日本航空株式会社

代表取締役社長 グループCEO

赤坂祐二

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…