香港では今春、ビクトリア・ハーバー沿いで様々なアートイベントが開催される。
まず、セントラル・ハーバーフロントでは、チームラボによる「teamLab: Continuous」が開催。The Leisure and Cultural Services Department(LCSD)が主催する「Art@Harbour 2024」(3月25日~6月2日)の一環として実施されるもので、何百もの光る卵型のオブジェが、来場者とのインタラクティブなコミュニケーションを通じて色と音で反応する。
西九龍では、「WestK FunFest」(3月16日~4月7日)が開催。巨大でカラフルな「泡のオブジェ」の世界が広がり、大掛かりな没入型アート・インスタレーションが展開される。
また、香港故宮文化博物館ではロンドンのナショナル・ギャラリーの名画が鑑賞できる「Botticelli to Van Gogh展」(4月11日まで)が開催。ヴィジュアル・カルチャー美術館「M+」では、モノクロ写真が印象的な「Noir & Blanc展」(3月16日から)が開催される。
香港コンベンション&エキシビション・センターでは、3月28日~30日に「アートバーゼル香港」が開催され、240以上のトップクラスのギャラリーが参加し、大規模なインスタレーション16作品が展示される。
さらに、セントラル・ハーバーフロントでは、4年ぶりに「アートセントラル」(3月27日~31日)が復活する。先進的なコンテンポラリーアートだけでなく、初出展のギャラリーに特化した新しい「Neo(ネオ)」セクションが設けられる。
このほか、香港政府観光局は、香港の伝統的な赤い帆のジャンクボートに乗って海沿いのアートを楽しむ「Arts in 香港ハーバー・ツアー」を実施する。