エアアジアのブランド管理会社キャピタルA、中国デジタルプラットフォームと関係強化、OTAはトリップ・ドットコム、決済はアリペイ

LCCエアアジアを傘下とするキャピタルAは、中国のデジタルプラットフォームとのパートナーシップを強化する。

まずアジア全域での旅行商品販売強化を目的にトリップ・ドットコムグループ(Trip.com group)と包括的パートナーシップを締結した。フライト、宿泊施設、アトラクション、チケット、ライドシェア、決済など幅広い分野でエアアジアおよびスーパーアプリ「エアアジアMOVE」との連携を強めていく。

両社は2020年初頭に戦略的パートナーシップを結んでおり、今回はそれをさらに強化するもの。両社は今後も、リアル商品やバーチャル製品など、トリップドットコムのソリューションを活用して、エアアジアとエアアジアMOVEのサービスとポートフォリオを拡大させていく。

また、両社は顧客や市場の動向に関する情報を共有するほか、トリップ・ドットコムグループの金融テクノロジー部門TripLinkは、エアアジア・アビエーション・グループに決済ソリューションを提供する。

アント・インターナショナルと戦略的提携

また、Capital A のデジタル部門「OVE Digital」は、アリペイなどを運営するアント・インターナショナルと戦略的提携を結んだ。両社は、キャピタルAプラットフォームへの決済サービスの統合、デジタルマーケティング、中小企業向けに持続可能な金融サービスなどを進めていく。

具体的には、エアアジアMOVEの決済ソリューション「BigPay」がアリペイ+のパートナーウォレットとなる。現在、BigPayのユーザーは約150万人。さらに、両社のスーパーアプリやアリペイ+ 内のミニプログラムなどで、さまざまなe-ウォレットの活用も検討していく。

今後は、エアアジアMOVEでは、アリペイ+ユーザーへの限定セールを提供していくほか、アリペイ+でのエアアジアMOVEの認知度向上など目指す。

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