電通若者研究部「ワカモン」は、このほど、アジア7市場(日本、台湾、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア)の10~20代学生を対象に、Z世代の価値観について調査を実施した。
次に来る形を意味する「ツギクル」と題したレポートは、アジア7市場のZ世代が考える友情の形として、「コロナ禍を経て、リアルなつながりだけでなく、趣味や目標が一緒などの柔軟な基準で形成される友情が増加する」と指摘。新たな悩みとして「自由すぎてどうしたらいいかわからない」が浮上する一方、アイデンティティ形成やつながり支援を目指すマーケティングの重要性が強調され、コト消費やコミュニティマーケティング、共創マーケティングが注目されているなどと分析した。
今後「ワカモン」は、アジア拠点でのグローバル活動を推進するとともに、「食」「旅行」「健康」「恋愛」などZ世代の価値観を把握し、継続的に調査したいとしている。