日中韓の交流人口を「2030年までに4000万人」に、3か国の首脳会議で共同宣言、来年から2年間は「文化交流年」に位置づけ

写真:ロイター通信

およそ4年半ぶりにソウルで開催された日中韓3か国の首脳会議では、未来志向の実務協力を推進し各国が連携していくことで一致した。採択された共同宣言のなかでは、2025年から2年間を「文化交流年」と位置づけ、3か国の観光を通じた人的交流や大学間交流を促進していくこと、各種の取り組みによって2030年までに3か国間の交流人口を4000万人に増やすよう努めることが明記された。

また、大学間交流プログラムである「キャンパス・アジア」について、2030年度末までに3万人の学生の参加を目標に、このプロジェクトを積極的に支援していく。

さらに、青少年の交流と友好の促進に向けて、日中韓子ども童話交流事業、ジュニアスポーツ交流、日中韓ユースキャンプ、若手公務員交流プログラムなどさまざまな交流プログラムを継続する。

このほか、東アジア文化都市、日中韓芸術祭、日中韓文化コンテンツ産業フォーラムなどのイニシアティブを通じて、共通理解の促進や相互交流に向けたプラットフォームを引き続き拡大していくことも確認した。

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